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医療費を払うなら、現金よりもクレジットカードがおトク?

医療に関することは損得勘定で考えるものではない、という意見はもっともです。
何より大切なのは身体のこと。そして、その人らしい暮らしを送ること。
損得で考えたら、もっとも大切なことを見る目が曇ってしまいそうです。

ましてや、医療費でトクをするなんて・・・、と思っていたのですが、探してみたらトクをすることがありました。
それは、「医療費を払うなら、現金よりもクレジットカード」、というものです。

目次

クレジットカード払いは、ポイントが貯まる

まずは、クレジットカード払いならポイントが貯まることがあげられます。
いろいろなクレジットカードがありますが、200円につき1円分のポイントがつく、0.5%還元のクレジットカードが多いと思います。
0.5%なら、1000円で5円、1万円で50円ですが、「塵も積もれば山となる」のチリツモ感覚で貯めていくと、病院の会計も少しは気が晴れるかもしれません。

高額な検査・治療をした時や、入院した時には、会計が数十万円単位になることもあります。
あまりに高いと驚いてしまいますが、保険診療は、自己負担の上限額がありますので(高額療養費制度)、上限額を超えた分は払い戻しが受けられます。

いったんクレジットカードで払っておいて、後から払い戻しを受けてもポイントはそのままですから、少しはおトクです。
高額療養費制度の、「限度額認定証」を医療機関に提示しておくと、支払い自体を限度額までにできるのですが、ポイントのためにいったん払う、という方法もあります。

クレジットカードの利用額が高額になると、ポイント還元率が高くなる場合もありますので、確認しておくといいでしょう。

クレジットカード払いで、時間の節約にも

病院に行くと、長い待ち時間がストレスと感じる人も多いかもしれません。
医療機関によっては、受診だけではなく、会計にも時間がかかりますよね。
そういった傾向は、大きな病院ほどあるのではないかと思いますが、なかにはクレジットカードの登録をしておいて、後払いができるシステムを導入しているところもあります。

おトクには、お金が節約できる「コスパ」だけではなく、時間の節約、「タイパ」も重要。
東京都の最低賃金は1113円(2024年8月現在)ですから、1時間節約したら、千円以上おトク、と考えられるのではないでしょうか。
というより、具合が悪くて病院に行くのですから、早く帰ってゆっくり休んだほうがいいですね。

ただし、リボ払いはNG

医療費の支払いにクレジットカードはおトクですが、リボ払いはNGです。
医療費が高いと、1回払いが厳しいこともありますが、リボ払いや分割払いは手数料がかかります。ポイントがついても、かえってマイナスだと考えておきましょう。

手数料は、1回払いと2回払いにはかかりません。
支払金額が大きくても、2回払いまでにしておくことをおススメします。
特にリボ払いは、支払い残高がわかりにくく、いつまで払うのかも把握しきれなくなることもあります。

貯蓄から支払うことや、身内からの借金など、現実的でリスクの小さな方法を探してください。
身体の心配に加えて、お金の悩みまで抱えることのないように、と思います。

医療にまつわることで、お金の話はタブーにされがちですが、安心して治療を続けるためには大切なことです。
クレジットカードはおトクに上手に使ってください。

タケイ啓子
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。

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