読むチャットがんサロン 「 うれしかったひとこと」

読むチャットサロンとは?

「読むチャットサロン」は、がん経験者のリアルな声をチャット形式でお届けする読みものです。
ピアサポーターとサロンの参加者たちが実際の会話のように語り合い、ちょっとだけ心が軽くなるヒントをお届けします。

今日の参加者

ナオ
(40代・大腸がん・治療中)

ミキ
(50代・乳がん・13年前)

レイ
(30代・子宮頸がん・4年半前)

ミキ

今日のテーマは「うれしかったひとこと」。がんの経験ってつらいことも多いけど、その中で心に残ってる“言葉”ってあるよね。
私は、いまでも忘れられないのが、治療の話を職場にしたときに言われた、「いつでも戻ってきてね」ってひとこと。

ナオ

わぁ、それすごく沁みる…。私は入院中、毎朝病室のカーテンを開けてくれた看護師さんが、「今日もお顔が見られてよかった」って笑ってくれたの。
毎日のことだったから、あたりまえのようになってたけど、退院の前の日に「明日から会えないの、さみしいな」って言われて、思わず涙が出ちゃった。

レイ

ああ…そういう、さりげない言葉って、本当に支えになるよね。私は抗がん剤で髪が抜けてるとき、久しぶりに会った友だちが「レイはどんなときもレイだね」って言ってくれて…。
見た目の変化が不安でたまらなかったから、「変わってないよ」って言われた気がして、心がホッとした。

ミキ

それ、すごくわかる。私も髪が抜けたとき、鏡の中の自分を見て「誰?」って思ったもの。でも、家族が「帽子似合ってるね」って言ってくれて、なんか、おおげさかもしれないけど救われたなあ。

ナオ

ちょっとした言葉でも、相手をちゃんと見て、想ってくれてるのが伝わると、ものすごく力になるよね。

レイ

ほんとに。だから最近は、自分も誰かに言葉をかけるとき、ちゃんと心を込めたいって思うようになったよ。

ミキ

うん。今日こうやって話してて、「うれしかったひとこと」って、自分の中に“宝物”みたいに残ってるんだなって思った。

ナオ

たしかに。言ってくれた人には、もしかしたら忘れられてるかもしれないけど、自分の中ではずっと灯りみたいに残ってるよね。

レイ

だから今日のサロンで話せてよかった。誰かの「ひとこと」が、他の誰かの支えにもなるかもしれないしね。

あとがきのようなひとこと

ほんの一言でも、言葉は人の心に灯りをともします。
あなたが誰かにもらった「うれしかったひとこと」は、今もあなたの中で輝いていますか?

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ファイナンシャル・プランナーであり、がん経験者のピアサポーターでもある
タケイ啓子が、医療とお金にまつわる悩みを一緒に整理します。

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