がんになったときの気持ち、治療のこと、家族のこと…
同じ立場の人の声に「読んでふれる」チャット形式のオンラインサロンです。
実際のチャットのようなやりとりを、ホームページで読むだけ。
気軽に、静かに、心に寄り添うひとときをお届けします。
今日の参加者
ミキ
(58歳・女性・ピアサポーター)
ユウタ
(38歳・男性・診断から2年半位)
ナオ
(42歳・女性・治療中)

こんにちは、ミキです。
今回は「治療中のお金のこと」について話してみますね。
ちょっと言いにくいけど、すごく大事なテーマ。



ユウタです。よろしくお願いします。
僕は最初、会社を休むとどうなるのか全然わからなくて…
給料って全部止まるの?って本気で焦ってました。



わかります…!
私も診断されたとき、治療より先に「住宅ローン払えるかな」って頭によぎりました。



私、最初は貯金を切り崩してたの。
高額療養費制度とか、傷病手当金とか、知ってはいたけど実際に申請するのはなかなか大変で。



あれ、制度があっても「説明してくれる人」がいないと無理ですよね。
僕は会社の総務の人にめちゃくちゃ聞きました。あとネットで検索しまくった。



私はがん保険に入ってたんだけど、予想以上に手続きに時間がかかって…。
「もらえるはず」なのに待ってる間が不安でいっぱいで。



ほんと、「待つ」ってしんどいのよね。
治療に集中したいのに、領収書の整理とか証明書の申請とか…地味に心が削られる。



僕も家族には「お金のことは大丈夫」って強がってたけど、
正直ギリギリだった月もあったなぁ…。



うちは子どもがいるから、学費のことも心配で…。
「自分にどこまでお金をかけていいのか」って悩みました。



でも、誰かが言ってたの。
「生きるためにお金を使うって、すごく価値のあることだよ」って。
あれ、私の中でずっと残ってる言葉。



うん…わかる気がする。
お金のことは不安だけど、それで命をつなぐなら、胸張っていいですよね。



ほんとに。今日こうして話せてよかった。
不安って、言葉にするとちょっと小さくなりますね。
…あとがきのようなひとこと
「がんとお金」は、なかなか人に聞きにくい。でも、話してみると「自分だけじゃない」ことに気づける。
読むチャットサロンが、そんな安心をそっと届けられたらと思います。