がんを経験した人たちによる、ちょっとゆるめのオンラインチャット。
実際に語られてきた「あるある」や「本音」の読むサロンです。
スマホで読むだけ、ひとりじゃないって思える場所になったらうれしいです。
今日の参加者
タカシ
(63歳・男性・前立腺がん)
ユウタ
(38歳・男性・精巣がん)
カズ
(45歳・男性・大腸がん)

今日のテーマは「クラス会の話」。
昔の仲間と会うのって、がんのあとだとちょっと構えちゃうこともあるよね。
じゃあ、いってみようか。



あー、それあるある。
俺、去年の年末に中学のクラス会があったんだけど、結局行かなかった。
行く気はあったんだけど、当日になって「なんか違うな」って。
ベランダでぼーっとしてた(笑)。



わかるなぁ。
俺もFacebookで“久しぶり!”って盛り上がってるの見て、なんか自分だけ取り残された感じした。
まだ副作用もあったし、見た目も変わってたから、正直行けなかった。



2人とも行かなかったんだね。
実は私もずっと行ってなかったよ。
無理して行っても疲れちゃうしね。
私はもう10年経ってるけど、正直クラス会の話が出ると、「病気の話、どこまで話すか」っていまだに迷うよ。



俺、セイソウガンって言うと「えっ、どこ?」って聞かれるのがちょっと…。
言いたくないわけじゃないけど、説明から入るのもしんどくてさ。



それある。
俺も“ちょっと体調崩してて…”ってごまかすことあるけど、あとで自分にモヤモヤするんだよね。
嘘ついたわけじゃないけど、本当も言えてない感じ。



でもさ、行かなかったとしても、それは「自分がその時に選んだこと」って思えたらいいよね。
仕方なかったじゃなくて、それが今の自分に必要な選択だったって。



それ、いいな。
俺、勝手に「また避けたな」って自分を責めてたかも。
次は無理せず、誰か一人にだけ連絡してみようかな。
飲み会じゃなくて、LINEとかで。



うん、俺も“また今度な”って気持ちだけでも伝えてみようかな。
全部話すのは無理でも、少しずつ、つながっていけたら違うかもしれない。



うん、それで十分だと思うよ。
じゃあ、今日はこのへんで。
ありがとう、いい話だったね。
…あとがきのようなひとこと
行かない選択も、自分を守る大切な行動。
“行かなかった”ことを責めなくていい。
また会いたくなったら、そのときに。
それまで、自分を大切に。