読むチャットがんサロンVol.1「家族にどう伝えた?」<男女編>

読むチャットサロンとは?

がんになったときの気持ち、治療のこと、家族のこと…
同じ立場の人の声に「読んでふれる」チャット形式のオンラインサロンです。
実際のチャットのようなやりとりを、ホームページで読むだけ。
気軽に、静かに、心に寄り添うひとときをお届けします。

今日の参加者

ナオ(42歳・女性・告知から2週間)

ケンジ
(46歳・男性・治療直前)

ミキ
(58歳・女性・ピアサポーター)

ミキ

こんにちは。今日は「家族にどう伝えたか」をテーマに、話していこうと思います。自分のことだけじゃなく、家族のことも気になるのががんという病気。正解がないからこそ、いろんな話を一緒にしていきましょうね😊

ナオ

がんって分かった時、まず頭に浮かんだのが「子どもにどう話そう…」でした。まだ小5なんです。重すぎる話にならないように、って考えてるうちに何も言えなくて💦

ケンジ

うちも高1の息子には、病名は言ってないです。でも、通院とかで家の空気が違うのは分かってるはず。目は合わせてくるけど、逆に何も聞いてこなくて…。

ミキ

子どもって、感じ取るのが早いものね。私は当時、中1の娘に「ちょっと大きな病気で手術するよ」ってだけ伝えました。「お母さん大丈夫だから」って、何度も繰り返したかな。

ナオ

「大丈夫」って、魔法の言葉みたいですね。自分自身にも言い聞かせるみたいに。

ケンジ

うちも妻に言われました。「大丈夫って言ってよ」って。自分では気づかないうちに、無口になってたみたいです。

ミキ

家族に伝えるって、「説明」だけじゃ足りないのよね。どこまで言うか、どこまで黙るかも迷うし。気持ちの距離も試される感じがあるわ。

ナオ

今の私は、自分がどうしたいかも分からなくて…。ただ不安だけがぐるぐるしてます。

ミキ

それはとっても自然なことよ。がんになった本人が、自分の気持ちを整理するのにも時間がかかるんだから。

ケンジ

なんか、こうやって話せるだけでちょっと安心しますね。職場でも友だちにも言えてなくて。

ナオ

うん、私も。こんなふうに言葉にしてみたの、初めてかもしれないです。

ミキ

ここで出た言葉って、実は「自分の気持ちに出会う」ためのものでもあるのよね。2人の声、ちゃんと届いてるよ😊

あとがきのようなひとこと

家族にがんのことをどう伝えるかは、病気の種類や子どもの年齢だけでなく、「そのときの自分の気持ち」によっても変わります。
読むチャットサロンでは、誰かの経験を「読んでふれる」ことで、自分の心の中に少しずつ灯りをともすきっかけになるような、そんな会話をお届けしていきます。

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